- アーサー王伝説を読もうと思っている中3です色々な著作者がいますけどどれが一番一般的ですか??アマゾンや楽天ブックスで買える範囲でお願いします
15世紀に書かれた原典を訳したものとしてお勧めなのは、筑摩書房から出ている「アーサー王物語」(全5巻)(マロリー著)です。翻訳は、この分野の第一人者である井村君江さんです。挿絵も19世紀のものが復刻されて美しく、格調高い内容です。できるだけ詳しく、古来の伝説に忠実にということなら、このシリーズが一番お勧めできます。ただ、失礼ながら中学生のかたには、かなり内容が難しいかもしれません。(大人でも、あまり読書習慣のない人だと厳しいと思います)また価格も、全巻そろえると1万5000円ほどになります。その抄録版が、ちくま文庫の「アーサー王の死」です。こちらでも全体の流れを概観することはできますが、聖杯探索などの話は省略されています。翻訳者も全五巻のものとは異なります。もっと一般的な読み物がよろしければ、「中世騎士物語」(ブルフィンチ)があります。岩波・角川の両文庫で訳出されていますが、省略が少なく訳も良い岩波版がおすすめです。日本人が著した読み物としては、井村君江さんの「アーサー王ロマンス」(ちくま文庫)が、薄く広くまとまっていると思います。結論を申し上げれば、読解力とお財布に自信がおありなら、筑摩書房の全五巻のものがいいと思います。より一般的な書物を読んで、だいたいの全体像が分かればいいということでしたら、「中世騎士物語」と「アーサー王ロマンス」を購入されるのをお勧めします。アーサー王周辺の「騎士道物語」全般について、ある程度の知識が得られると思います。(内容的な重複はありますが、あまり気にならないはずです)
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