- 出来れば書店で働いた事のある方にお聞きしたいのですが、シュリンクをしてある本が必ずしも綺麗な状態であるとは限らないのでしょうか？先日、ある書店でビニール包装をしているゲームの攻略本を買ったのですが、家に帰り開けてみたら表紙は皺だらけ、破れている所はある、折れている所はある、そして手垢だらけという状態でした。ピッチリと包装されていて気付かなかったというのもありますし、包装してある本は綺麗な状態と信頼して買った為ひどくショックでした。返品出来ないかと次の日にその書店に行くと、対応した高齢の男性に犯罪者の様にねめつけられ、返品は出来ない。もう一冊同じのがあるからそれを持ってお引き取り下さい的にあしらわれました。しかし、そもそも同じ棚の同じ様に包装された本を買ってその状態だったのに、隣にあったであろう本を渡されてその本が綺麗な、気持ちよく読める本であるなどと思えるでしょうか？その気持ちを伝えようにも、こちらの話など少しも聞いてくれず、しまいには「あんたの言ってる事はおかしいんだけど」と言われました。私も接客業をしていますが、そんな事を言ってくる接客業店員などありえないです。その時はさすがに「中古の本を定価で売りつける本屋が真っ当な本屋か！」と叫びたくなりました。結局、話を聞く気がないその店員に嫌気がさし、本を店に返すだけの形で終了しました。二千円をだまし取られた気分です。これが普通だと言うのならもう町の本屋で本を買うのは止めようと思います。これだったらアマゾンさんとかの方がしっかりしている感があります。少なくとも、新品本を買って手垢の付いた本を売りつけられる事はないでしょう。もんもんとして寝付けなかったのでこんな時間に失礼します。
元書店員です。お気持ち分かります。新刊書店のしくみは「委託販売」といって、入荷したのに売れなかった本があると、問屋をつうじて出版社に返品してよい仕組みになっています。↓出版社の方は、売れなくて返ってきたその本を「在庫」として持つのですが、べつの書店から注文がはいると、その「在庫」のなかから本を出荷するわけです。（もちろん、なるべくキレイめなのから出荷する）↓だから、よその店に一度並んだことのある本が入荷してきても、本屋さんとしてはまったく不自然なことじゃありません。それはごく日常のことです。他の方も指摘されているように、本の「スリップ」（ぴょこんと出てる紙のやつ）が挟まっていれば、それは誰かが一度手にとっていようが、出版社の倉庫から出荷されてきた正規品、「新刊本」ということになります。↓本屋さんはそうやって入荷してきた膨大なコミックや攻略本にシュリンクをかけて売り場に並べます。※このシュリンクをするときに、一冊一冊ヨゴレがないか確かめてからかければ問題はないのですが、なにせシュリンクも人件費削減のために自動でかけるので、そのとき表紙のヨゴレやページの折れに気づかないということはままあると思います。店員の対応に気分を害されたお気持ち分かります。ただ、ゲームの攻略本という商品の特性上、「ゲームをクリアしたから要らなくなって返品しに来たんじゃないのか？」と思われた可能性は否めません。（もちろんそうじゃないことは読んでいて分かります。そういう人も中には本当にいるのです）本というのは「中身の情報を得てナンボ」ですから、一度中身を読んだ本を全額返金するというのはやはり本屋にとっては許容しがたいと思います。もう一冊在庫があったのでしたら「状態のよい方に交換する」とか、それが気に入らなければ「状態のよい本を出版社から取り寄せの上、交換する」などの対応が通常だろうと思います。書店の言い分としては以上です。が、入荷してきた本があきらかに汚れているのに気付かずシュリンクパックして店に並べたのは店側の落ち度もあると思います。
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