- ベートーヴェンの交響曲第９番、日本人の指揮者の方の盤でこれは良かった、と思われたものはありますか？第９が好きで、知恵袋やAmazonで評価の良さそうなものをいろいろと購入して楽しんでいます。いろいろな指揮者、同じ方でも（例えばカラヤンのように）何度も録音があるものも購入しています。（年中、毎日、第９は聴いています。その他の曲は休日に。）迫力あるオーケストラ曲が好みで、明るい?重厚な交響曲を中心によく聴きます。（暗い・寂しいは苦手です）そこで、時々目にする日本人の指揮者の方のCDを一枚も持っていないな、と思い、ベートーヴェン第９、その他の曲でも良いのですが、この人のこれは好き！なCDがあれば、ぜひご紹介いただけますでしょうか。もちろん、個人の好みだけでOKです。できれば、現在も購入できるCDであればなお有り難いです。よろしくお願いいたします。
学研リリースに、渡辺暁雄指揮/日本フィルハーモニー交響楽団（分裂前・60年頃）がありましたが、なかなか良い演奏でした。ただし現在では入手不可能で再販もCDリリースも行われていないかと思われます。個人的には、小澤征爾/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団の演奏がとても美しく感じられかなり好きです。PHILIPS1974（残念ながら長らく廃盤のままですが）http://www.hmv.co.jp/artist_ベートーヴェン（1770-1827）_000000000034571/item_ベートーヴェン：交響曲第９番《合唱》%E3%80%80小澤征爾_1888827↑＊直リンクしませんので、一度コピペしてください。CDはLPほどのふくよかさや艶っぽさを味わうことが難しいですが、それなりに演奏の美しさや素晴らしさは感じられると思います。ちなみに小澤征爾さんの熱い演奏とは異なり、叙情的な演奏という雰囲気を感じます。ソリストは優秀で当時の有名人がずらり、コーラスのアンブロジアンシンガーズは小編成ながらも、その特性を活かし、数ある第九の中ではトップクラスの発音の明瞭度があると思います。これほど合唱団の発音が明瞭に聴こえる演奏はコンヴィチュニー、ストコフスキー（LSO）くらいではないでしょうか。小澤征爾指揮では他にもサイトウ・キネン・オーケストラとの演奏がありますね。http://www.hmv.co.jp/artist_ベートーヴェン（1770-1827）_000000000034571/item_交響曲第９番『合唱』%E3%80%80小澤征爾＆サイトウ・キネン・オーケストラ_3536302↑＊直リンクしませんので、一度コピペしてください。その他、迫力や熱気ある第九ならば、サントリー財団が長く続けている「一万人の・・・」の記録があります。開始当初は山本直純氏が、現在は佐渡裕氏が指揮をしています。山本直純氏の演奏はCDなどのリリースがないのではないかと思われます。佐渡裕氏のCDはすぐに分かると思いますので割愛します。その他、2005年に設立された兵庫芸術文化センター管弦楽団のオープニングとして演奏されたLIVE記録がDVDであります。http://www.hmv.co.jp/artist_ベートーヴェン（1770-1827）_000000000034571/item_交響曲第9番『合唱』%E3%80%80佐渡裕＆兵庫芸術文化センター管弦楽団_1448546↑＊直リンクしませんので、一度コピペしてください。＊補足＊食わず嫌いというのは実際にあると思います。なによりも問題になるのは、「日本人指揮者＆日本のオーケストラ」ではないでしょうか？第九はそれこそ古くから世界中でたくさんの演奏、録音が行われてきました。その中にあって日本のオーケストラがどれほどの名演を繰り広げられるかは、演奏家畑にいた自分にとってかなりの疑問です。BPO、VPO、コンセルトヘボウ、ドレスデン、その他世界の名だたる名オーケストラは本当に素晴らしいです。またドイツ語で歌うことが前提の第4楽章にしても、この発音はいったいなんだ？と思わせるものや、混合グループによる合唱では発音の統一さえされていないことがしばしばあります。日本人だからドイツ音楽は演奏できないとは申しません、ただハードルが高いんです。レヴェルも段違いなんです。欧米人に歌舞伎を演じてみろと言っても難しいですよね？それくらい伝統ばかりだけではなく技量の違いがあるのは確かだと思います。単なる熱演、力演だけでは済まされないことも多々ありますね。。
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