- 「グーニーズ」という洋画はなぜ吹き替えの声優が変わったことにより批判があるのですか?以前「グーニーズ」の評価(映画自体の)をAmazonで見たら「旧吹き替えの方が良かったり」「本当のグーニーズじゃない」といっていた方が目立ちました。映画自体の評価が良い作品でも吹き替えの声優が変わり、評価が下がったりすることは結構あるのですか?
すべてではないですが、吹替えが非常に重要な意味を持つ作品があるのは確かです。おおむね、コメディか、子供時代に熱中してみた映画に、そういう傾向があると思います。コメディの場合、吹替えの上手さで楽しさが千倍になる映画ってあるんですね。名声優さんがハマり役で吹替えされたコメディの場合、どうせ吹替えがつくのなら、あの最初にテレビで見た吹替えで見たい、という思いは強いと思います。役者さんのイメージと一体化しているんですね。たとえば『モンティ・パイソン』など、最初のテレビ放送以外の吹替えは、ほぼありえないといっていいでしょう。子供時代に熱中してみるような映画、典型的なところが『グーニーズ』ですが、これもコメディ要素の強い映画です。子供時代は吹替えで見ることが一般的ですし、その時は「吹替え」と言う意識もなく、その役者さんの声と思って見ると思います。『グーニーズ』がテレビ放映された頃は、丁度ホームビデオが普及した頃で、親も、子供に見せるビデオとして重宝するため録画していた率が高かったでしょう。そして子供は、気に入った映画となると、怖ろしいくらい何回も繰り返し見ます。そういう幼少時に強烈に刷り込まれた吹替えであり、かつまた各キャラクターに非常にマッチした吹替えである場合、あの吹替えで見たい!という要望は相当に強いようです。つまり映画に対する評価が下がるのではなく、昔見た楽しさを再現したい、という期待が裏切られると言う感覚だと思います。これはすべての映画に共通するものではなく、非常に例外的に、そういう付加価値を持つ映画が、いくつかあると言う事です。『グーニーズ』の場合、コメディ要素があり、吹替え声優さんが名演であった、少年時代の思い出に強く結びついている、という事情があり、そういうレビューが多いのだと思います。これは映画ファンの素直な気持ちで、とくにマニアックな要望ではなく、正直な感想なのだと思います。『刑事コロンボ』のdvdがもし、テレビ放送時の小池朝雄さんでなかったら、非難ごうごうだったでしょう。ですので、映画自体の評価が下がったと言うより、市販ソフトの仕様に関する不満であると捉えたら理解しやすいかもしれません。m(__)m
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