- 児童ポルノ規制をアニメのゲームに適用すると性犯罪が増えると思いますか?たまたまつけたチャンネルで、日本のゲームについて、児童ポルノに当てはまる過激なゲームについて、海外の人権団体が発売中止などの措置を求めているというニュースがありました。問題になっているゲームは、電車の中で女の子を痴漢して乱暴するゲームだそうです。すでにアマゾンでは、取り扱い中止になっているそう。そこで、皆さんはどう思いますか?私は、幼い女の子を好むことや、乱暴してみたいというような欲望は、その類のゲームがあってもなくても一部の男性にはもともとあるものだから、そういう人が、2次元で発散して満足できるなら、そういうゲームがあってもいいのではないかと思うのです。しかし、そういうゲームに触発されて、現実でやってしまう人を作ってしまうという可能性もないわけではないと思います。はかりにかけることではないのかもしれませんが、ニュースを見て、規制の強化がかえって仇になってしまうのではないか、と感じたので、皆さんの考えを教えてください。
ゲームに限った話ではないですが、テレビ、ビデオ、映画、小説、漫画…それらを含めたメディアに接触することにより、それまで全く犯罪傾向を持っていなかった人間が犯罪に走るようになる、という論を「強力効果論」と言います。元々、ナチスドイツが巧みなメディア戦略によって、圧倒的な支持を得て、政権を取って…というところから、研究が始まったわけですが、このような「強力効果論」というのは、現在、心理学の世界では否定されている論と言えます。あるとすれば、性犯罪を犯す際に、そのようなメディアでのやり方を真似る、というようなことですが、これは仮に、ゲームがなければ、小説を、漫画を、ビデオを…という可能性が高いため、あまり意味があるとは言えないでしょう。一方で、ゲームなどで欲望を処理するから性犯罪が減る…というようなものを「カタルシス効果」と言います。こちらも、心理学研究などで研究はされていますが、現在のところ、それほどの効果はなさそうだ、という状況にあります。つまり、双方を比較した場合に、メディアの効果というのは、それほど大した効果はない、ということが言えると思います。ただ、規制をすれば、確実に性犯罪が増加することだけは間違いありません。それは別に、ゲームがなくなったから、性欲を処理できずに痴漢事件や強姦事件を犯すようになる、という意味ではありません。そうではなくて、この「規制」の判断基準の曖昧さが原因となります。現在の日本における「児童ポルノ禁止法」の「児童ポルノ」の基準とは、「18歳未満の児童と性交渉、及び、それに類する行為を撮影したもの」、もしくは、「児童が全部または一部の衣服を着けていない状態で、性的に刺激、興奮せしめるもの」とされているためです。つまり、極めて基準が曖昧なのです。しかも、そこに「実在しない絵やCGを対象に入れる」となれば、さらにその基準の曖昧さは広がります。実在する人間であれば、17歳か18歳か、20歳か、は戸籍その他で簡単に証明できます。しかし、ある絵を見て、「この人は17歳未満か、18歳以上か」なんて、誰が判断するのでしょう?しかも、先に書いた、曖昧な基準が加われば、さらに訳が分からなくなります。結局、取り締まる側(つまり、警察、検察など)の胸先三寸でいかにも決まってしまうわけですから、法律が出来たことにより、それに違反した「性犯罪者」が作られてしまう、ということだけは間違いありません。そして、日本の前科者に対する冷たい視線を考えれば、今度は、彼らが社会復帰出来ずに、(性犯罪ではない)犯罪に走らせる、などの副次的な効果も考えられます。メディアの効果による犯罪の増減はわからないものの、法律の曖昧さなどから「性犯罪者」が増えることだけは間違いないと思います。
ベストアンサーはPabooからの回答ではありません。
「みんなの疑問QandA」はYahoo!知恵袋より"アマゾン"、"楽天"などのキーワードで取得できるコンテンツを利用・掲載しております。