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もし「篤姫」の宮崎あおいさんと「江」の上野樹里さんが入れ替わっていたら番組の視聴率は変わっていたでしょうか？またイメージは入れ替わる前の役柄よりあっていると思いますか。また皆さんは「篤姫」か「江」に生まれ変われるとしたらどちらに生まれ変わりたいですか？言葉を変えるなら「篤姫」の生き方、「江」の生き方どちらに憧れますか？２つとも脚本は田淵久美子さんで音楽は吉俣良さん。下記新聞記事も参考に（2008年、2011年新聞元旦号の別刷記事のインタビューを抜粋）〇篤姫宮崎あおい「当時は1つのことに、どれだけ真剣に向かい合っていたのかが分かる。今は選択肢が多くてあきらめが早いけれど、私も篤姫のようになりたい、生きたいと思うようになりました」「私もポジティブなのでウジウジしない。人に恥じない、誇れる生き方ってなんなのか。篤姫とともに成長すれば、答が出せる。そう思える自分がいます」（朝日新聞）しんが強く、明るくて誰からも愛される存在。ドラマの篤姫は宮崎あおいのイメージとぴたり重なる。「こうありたいと思える女性。わたしは演じる役から学ぶことが多いので篤姫との共通点をいっぱいつくっていきたい」２２歳のヒロインは澄んだ瞳で話す。（神戸新聞）田淵久美子さん原作の篤姫は口数の少ない女性として描かれているが「わたしの篤姫はおきゃんではねてて正直でまっすぐ。」脚本を担当した田淵久美子は「とにかく若い女性に見てもらいたい」。この時代の女性たちは不自由に生きてきたというイメージが強いが、「篤姫は自分を持って生きたというふうに表現したい。頭でものを考えがちな今の女性たちに、直感を大事にしてもらいたい」というメッセージを込めたからだ（朝日新聞）〇江上野樹里さん「確かに『江』」は自分に重なるような気がする。私も3姉妹の末っ子で、責任とかあまり考えずに自由奔放にやりたいことを見つけてきたので」「いろいろな出会いや別れがあり、その中で考え方や生き方を変えながら、しなやかに生きることをテーマに課した。江は結果として思うように決断して生きられなかったかもしれないけど、過程は素晴らしかったと思うんです」大ヒット作「のだめカンタービレ」の「のだめ」がそうだったように、上野樹里しか考えられない「江」をみせてくれるに違いない。（朝日新聞）田淵久美子さんhttp://books.rakuten.co.jp/event/book/interview/tabuchi_kumiko/（楽天ブックス著者インタビューより）

単純に入れ替わったときの演技の違いを考えたら・・・・難しいですね。宮崎あおいさんに篤姫はハマリ役（演技力できちんとはめたとも言えます）でしたが、江にはまるのかイメージできません。（答えになってないですね）逆に言えば上野さんの江には納得できませんでした。確かにキレイでしたが、幼少からの演じ分けもできなかったし、大人の江もいつも同じ演技に感じました。視聴率はどちらが主役をやっても、ドラマとしてまとまっていた篤姫にはかなわないでしょう。困難にもめげずに健気に立ち向かっていく篤姫には共感を覚えても、江の方は行き当たりばったり、それに本当に時の権力者達にそんなにずけずけ言いまくったのか、設定自体に疑問が残って、違和感ばかり感じていました。14才からの於一を演じることができた宮崎あおいさんは、49才で無くなるまでのことを考えて演じ分けていたそうです。今上映中のわが母の記でも26才なのに14才を演じちゃいました。それに引き替え・・・これは、9才の江を演じろと言うＮＨＫの設定もダメだと思いますし、頑張ってやってみた上野さんの演技は・・・・やっぱりノダメじゃん、という印象でスタートすることになりました。（その後も全部同じ演技に見えちゃったのはちゃんと観ていなかったからかもしれませんが。）上野さんが篤姫だったら、のダメから始まりのダメに終わるのかな？私は宮崎あおいさんのファンだし、上野さんの映画も見ないで言うのも失礼な話しですが、映画で育ってきた映画女優の本物の演技にはかなわない気がします。（上野さんも演技派と言われていますが）宮崎あおいさんは決してオーバーな演技はしません。そぎ落としてそぎ落として、あくまで『リアル』を追求します。だから、舞台俳優のようなＴＶドラマの大きな演技しか観たことがない人には、『あれで演技をしているのか？』と思えるようです。たまにはコントみたいなシーンではじけて魅せますが。そのはじけ方もちゃんと脚本家の描いた於一・篤姫です。紫綬褒章を受章した女優の大竹しのぶさん曰く、『宮崎あおいさんの演技は映画館で観たくなる演技です。』それは目線や表情を1ｍｍ動かして表現しているからですね。それを活かすために篤姫はドアップも多くありました。凄い時は顔がはみ出していましたから。クリエーターであり監督の箭内道彦さんは、『本当の大奥を見ているつもりで篤姫を見ていた。』と言っています。監督から90才のおばあちゃんまで楽しみにしていた（地元九州の小学生の女の子のほとんどが観ていたかもという話しも）からこそ最高29％の視聴率をとることができたのだと思います。昔は楽しみも少なく、視聴率を取り易かった10年以上前の40％に匹敵すると言われています。そして一度も20％を切ることがなかった。（平均視聴率は24.5％）これは宮崎あおいさんの演技力で持たせたと思いますし、江の平均視聴率が19.1％というのも逆に物語っている気がします。どちらに憧れるのかは、篤姫にしておきます。かわいそうな人生だけど。江のような『たくましさ』は私にはありませんので。でも、暗愚と言われていた家定も、全くの知恵遅れではなかったという話しもあるので、少しは心を通わせた可能性もあるそうです。まぁあったとしても、上から目線だったのかもしれませんが。

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